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アブダラと空飛ぶ絨毯 2/2

中学生が読んでも楽しめるように創意工夫を凝らしたおとぎ話という感じだった。

冒険の要になりそうな精霊の魂探しは、意外とあっけなく終わってしまい肩透かしをくらった。
主人公とヒロインの仲は始めから運命づけられているので、そこに障害はないし、ヒロインを助けるための旅も精霊の手のひらの上で転がされていただけだったし、主人公の頑張りどころと言えば精霊の魂探しだろうかと考えたのだけど・・

D.W.Jの作品で好きだったのは、散りばめられた伏線を最後にひとところに回収してしまうところ。でも1巻も2巻も少しまとめすぎているように感じた。
「全く関係のないように見えた登場人物が、実は1巻で出ていたあの人だった!」という流れは懐かしさから楽しく読むことができたが、流石に4人もとなってくると、食傷気味になった。しかも4人とも伏線と呼べるものがなく、もっともらしいものと言えば魔法をかけられた理由くらいのもの。後から「実はこうこうで」と精霊が全部説明してくれる、後だしジャンケンのような作品だった。

ただ、締めに主人公とヒロインの新居の様子を描いたのは流石だと思った。作者は覚えていて当たり前だろうけど、私はすっかり旅の途中で思い描かれた主人公の空想について忘れていた。こういう、話にほころびを出さないように縫い目をしっかり閉じてくれるような作品作りは好きだ。
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