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千と千尋の神隠し

今日は金曜ロードショーで「千と千尋の神隠し」を見ました。
中学生の頃に1度映画館で観ているので内容は知っていますが、その後、外国で大きな賞をとったことがどうも意外で、何故そうも人気を得られたのかが知りたかったのです。

賞をとったというニュースを見たときは「日本をヨイショするために、その日本での代表的な映画監督が製作したもので「NIPPON」を押し出した絵柄と作風が外国人にウケるだろうと選ばれた」のだろうと考えました。今でもそれは変わっていません。

内容が気になっていたのですが、結論から書くと、大人が心に染みいるようなことがちりばめられていました。作品が端々で伝えたいことは、品行方正といおうか、教科書に載せても恥にならないようなものでした。

人は、それぞれの役目を見つけ(任され)、それをこなさなければならない。それができない人は社会で生きていけないんだよ。そう言っているように聴こえました。挨拶をしっかりしろとリンに怒られてからは、ほうぼうで挨拶をきちんとしていたことも、監督から子どもへのメッセージのようでした。
それでいて、「湯婆は働く人の名前を奪ってしまいコントロールするんだ。自分の名前はしっかり覚えておくんだよ。そうしないと帰れないからね」とも言います。
「他人に流されず、自分の意志をしっかりと持ちなさい。」そうでなければ、「原点(初心)を忘れずにね」ということでしょうか。働く事を推奨するものの、個人の意思を尊重する意見も道徳で学ぶことのように感じました。

カオナシは、欲にまみれることへの嫌悪を示したもの。(実際は、多くの日本人の特徴を捉えたキャラなのだとありました。)
おクサレ神は、環境に気をつかわないことへの痛烈な批判。

最後はトントン拍子にことが運んでしまい残念に感じました。
・千尋はどの豚が両親であるかを言い当てますが、何故そうできたかの描写は見られませんでした。これができるできないで主人公が家に帰れるかどうかもかかっていたので、解答の助けになっただろうと思える伏線は欲しいところでした。
・千尋の湯婆に対する態度の変化から彼女がたくましくなったことが伺えますが、どうも唐突でした。

銭婆と別れを告げるまでの話と、ハクが千尋に最後の言葉をかけてあげるところから最後までの物語は観客が何か感じるであろう描写が多くあり、丁寧に描かれているように感じました。
冒頭の引っ越しのシーンを見なかったからかもしれませんが、最初に描いたとおり、メッセージを「ちりばめたような」映画で、一貫して伝えたいことは何だったのか分かりませんでした。

私は物語より絵のほうに目がいきました。
人々の表情や身振りが豊かで、30分アニメでは描けない細かな動きや、実写映画では伝えることのできない躍動感のある動きに感動しました。
また風景は、洋・中・和、ネオンに田舎の風景といろいろと用意されており、目に楽しめるものでした。
背景は本当にしっかりと描かれていて、湯婆の部屋は装飾が細かく目を見張るものがありましたし、それとは打って変わったタッチで描かれた電車の周りの風景は優しく幻想的で、慌ただしい湯屋での日常が描かれた映画でのシーンから離れてその絵を楽しむ事ができました。
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